お知らせ

【レポート】全国オープニングセレモニーを開催


 2019年5月10日(金)、快晴の青空の下、東京都新宿区・新宿駅南口において、祖父江なつみ事務局長(中央大学3年)、一般財団法人あしなが育英会(以下、あしなが育英会)・玉井義臣会長、遺児学生、遺児家庭のお母さまら約15名が参加し、「第98回あしなが学生募金」の全国オープニングを行いました。


自分の母親への感謝の気持ち

 今回は、例年と異なり「母の日」と募金日程が重なるため、祖父江事務局長はセレモニーの中で、自分の母親への感謝の気持ちをメインに『遺児奨学生が感じる母の日への思い』を街頭で訴えました。

 「父親の病死をきっかけに、母はパート勤務を増やしながらも私たち3人の子供をここまで育ててくれた。いつも明るく元気な性格の母の性格をそのまま受け継ぐことができ、父親と母親のもとに生まれてきたことを誇りに思う。また私のように母への感謝の気持ちを持つ遺児学生もいれば、母の日を迎えるのが怖いと感じる学生など、父子家庭だからこそ感じる複雑な思いもあることを忘れないでほしい。
明日から全国一斉開催をする第98回あしなが学生募金では、北は北海道、南は沖縄まで全国約200の拠点で学生がそれぞれの強い思いを街頭に呼び掛けていく。1人1人の思いに耳を傾けていただきたい。」と述べ、自身の境遇を交えながら訴えました。


給付型奨学金制度のさらなる拡充を

 本日のセレモニーには、夫を亡くし女手1つで2人のお子様を育てているお母さまが駆けつけ『母子家庭の生活の厳しさ、給付型奨学金の必要性』を街頭で訴えていただきました。


 「夫を亡くしてからは、子どもたちの教育費を集めるために、仕事量を増やさなければなりませんでした。ある日、あしなが育英会が行う『小・中学生のつどい』の存在を知り、スキー教室など私1人では連れていってあげられないような場所で同世代の子どもと一緒に遊ぶ機会をいただきました。
 娘が大学進学をする際に、進学するだけで膨大な金額が必要な現実を突きつけられました。そのような現状の中、あしなが育英会の給付型奨学金制度のおかげで少しでも経済的な面で負担が減り、とても感謝しています。もっとこのような制度を充実させてほしいです。」と述べ、奨学金制度のさらなる拡充を訴えました。


『奨学金の無償化』を見据えて

 本日は、あしなが育英会・玉井義臣会長にもお越しをいただきました。
 玉井会長はスピーチの中で、「37年前に交通遺児支援のために声をあげたのが始まりであり、現在までで11万人という数の遺児の進学を実現させてきました。時代と共に変化してきたあしなが育英会の奨学金制度、将来どう行っていくかを考えなければならない時に来ています。給付型奨学金が始まりましたが、今後は『奨学金の無償化』を見据えて活動を行っていきたい。」と述べ、将来の奨学金制度まで見据えたお話をいただきました。


 第98回あしなが学生募金は、明日5月11日(土)から、12日(日)・18日(土)・19日(日)の4日間、北海道から沖縄まで全国約200の拠点で街頭募金を呼び掛けます。私たち、あしなが学生募金事務局の局員1人1人の思いにどうか耳を傾けていただけると幸いです
 安心して遺児や親に障がいがある子どもたちが学び続けるために奨学金が必要です。先輩方の努力があったからこそ、私たちは進学をすることができました。
 後輩たちに進学させてあげるため、皆さまの温かいご理解・ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。




【リンク】
「あしながさん大募集」特設ページ(外部リンク)
小中学生のつどいについて(外部リンク)


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